第23回新日本文学賞特別賞「夜の子供」、遺された未定稿ほか、全エッセイ、書評を収録した初作品集。

  深沢夏衣はすぐれた在日女性作家である。  
  明るい透明性をもったその清冽な作品群は、
  差別を許さない真の文学を読む喜びで私たちを満たしてくれる。
                    ── 高良留美子(詩人・作家)



◆深沢夏衣(ふかさわかい)
日本国籍をもつ在日朝鮮人二世の女性作家。 2014年3月永眠。
寡作ながら平明、的確な文体で、市井に生きる<在日>の家族、女性を描いた。
編集者としての一面をもち、もうひとつの表現<在日>の雑誌を発信。
手がけた「季刊まだん」(73-75年)「季刊ちゃんそり」(79-81年)「地に舟をこげ」(06-12年)から掲載エッセイ、小説を初収録。
本作品集ではじめて全貌が明らかになる。


出版社: 新幹社
ISBN978-4-88400ー111-7
本体価格:7500円+税
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◆目次から
70年代前半を時代背景に葛藤する<在日>二世の群像劇「夜の子供」/北朝鮮帰国事業から40余年、現代日本の片隅で小泉訪朝に接する信子と福子。「パルチャ打鈴」「ぱらんせ」/吹き集まり、必要とし、また離れていく流浪の群れ。長編未定稿「花持つ女」/母の40年ぶりの帰国、エッセイ「この海を越えて……」/沖縄を書き、私を記す。返還直前の揺らめく沖縄を歩いた原点の紀行文「沖縄で考えたこと」。
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# by shinkansha | 2015-11-23 00:43 | 出版物
新装版 『文化人類学の方法と歴史』

本書は、2008年に刊行した『文化人類学の方法と歴史』が品切れが続いていたので、ソフトカバーで読みやすくなったものである。「文化人類学」、あるいは「人類学」という領域がいかにして構成されてきたか、方法と歴史に注目して書かれた本。重要な研究論文も掲載されており大学の教科書としても採用されている。

出版社: 新幹社
ISBN-13: 978-488400113-1
本体価格:2,200円+税

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原尻英樹
立命館大学産業社会学部教授(エスニシティ論担当)。1958年福岡県大牟田市生まれ。九州大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。ハワイ大学政治学博士(Ph.D.)、九州大学教育学博士(教育人類学)。放送大学教養学部文化人類学助教授等を経て、現職。専門分野:文化人類学、教育人類学。著書としては、『マイノリティの教育人類学』新幹社、『フィールドワーク教育入門』玉川大学出版部、『「在日」としてのコリアン』講談社現代新書、その他多数。現在、『21世紀の武道教育』を執筆中。
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# by shinkansha | 2015-11-02 15:54 | 出版物
本書は、韓国の民主化運動記念事業会が発行した「歴史読み直し」シリーズ(計七巻)のひとつである『済州四・三』(2006)を日本語に訳出したものであり、著者が改訂増補したものである。

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『語り継ぐ済州島四・三事件』
著者:許榮善  訳者:村上尚子  本体価格:1,200円+税
ISBN-9784884001032

目次
・・・・・・四・三について聞くおまえに
1 島、民衆の根源
2 嵐の前夜
3 嵐の中へ
4 眠られぬ済州島
5 ああ、悲しい中山間
6 集団虐殺の証言
7 四・三、その後
8 米国とは私たちにとって何か

本書は、女性の著者と翻訳者によって女性の視点で誰もが読めるようなわかりやすい文章でつづられています。「済州島四・三事件」に巻き込まれた在日島民への取材が書き加えられ、四・三の時代に生きた女性たちの受難についても新たに語られています。
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# by shinkansha | 2015-10-26 17:35 | 出版物
韓国のベストセラー作家、孔枝泳が描く初のルポ作品 !
『椅子取りゲーム―韓国サンヨン自動車労働争議の真実』
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孔枝泳(コン・ジヨン)著 加藤健次・金松伊 訳
本体価格:1,500円+税
ISBN:978-4-88400-112-4 C0336

世界労働運動史上まれにみる権力と癒着したスキャンダル。
新自由主義の下の労働者のゆく末は......。
サンヨン自動車の実態が明らかになる !!





◆著者略歴 孔枝泳 ( コン・ジヨン )


 韓国で影響力のある代表的な作家の一人である彼女は、全部で 1000 万部以上の売上をあげたベストセラー 作家でもある。『人間に対する礼儀』『サイの角のように一人で行け』(日本語訳、新幹社)『鯖』『ホンスン イ姉さん』『私たちの幸せな時間』『トガニ』など、時代の痛みを形象化し、社会的不合理と矛盾をあきらか にする作品活動を進めて来た。その延長線上に、今回は小説ではなく生涯初のルポタージュを登場させた。
作家がストにも参加しながら、労働者とともに闘いながら作品を完成した。

【サンヨン自動車労働争議とは】

 サンヨン自動車は韓国の大手自動車メーカーの一つ。2005 年、中国の上海自動車が 49%の株式を取得し、以後、技術だけを奪い、 投資も新車開発もなく多額の負債を意図的に作った。09 年には「経営困難」として法廷管理を申請。全従業員の3分の1にあたる 正規雇用者 2646 人、非正規雇用者 450 人の整理解雇案を発表した。闘いの始まりだった。労働者には何の罪もない。09 年 5 月、 労働者 640 人が工場を占拠。これに対し、政府は資本に加担した。電気と水を断ち、警察が昼夜問わずヘリコプターを飛ばし上空 から催涙液を振りまく。77 日目には機動隊を投入し、暴力でストを弾圧。
 最後まで整理解雇を拒否した 974 人のうち、無休休職・配転などで会社に籍をおく人員を 48%、希望退職・転籍で会社を離れる 人員を 52%とする案で妥結し、組合はストを解いた。しかし、会社側は1人も復職させようとしなかった。弾圧の暴力による精神 疾患や生活苦によって 24 人の組合員・家族が自殺した......。その後サンヨン自動車は上海自動車からインドのマヒンドラ社に売却 された。

 その後も組合はあきらめる事なく復職闘争を続け、朴政権になり、国勢調査が入る前に無休求職者 455 人を復職させた。 現在も国政調査の即時実施、解雇者全員の復職、非正規雇用解雇者の正規雇用での復職、24 人の犠牲者の名誉回復と遺族の生活 対策、スト弾圧の責任者処罰などを求めて闘っている。

 この作品は作家がストにも参加しながら労働者とともに闘い、犠牲になり実態のない幽霊のような者たちと闘い続けている労働者に慈しみのメッセージと共に連帯の意志を送っている。
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# by shinkansha | 2015-08-10 17:46 | 出版物
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『〈在日〉文学の変容と継承』
著者:磯貝 治良
判型:四六判上製
定価:本体価格2500円+税
978-4-88400-110-0

在日文学研究者、磯貝治良氏が在日文学の歴史を描く。
戦後、解放後に出発した在日朝鮮人の日本語文学が70年を迎えた。
「在日」社会がどのように変化しても生の現場、実存の根拠として
「在日」を生きる「根生い」の人々が存在する限り「在日」文学は
終焉しない。これは、著者の思いである。

〈在日〉文学はいまどこにいるか、そのゆくえは?
目次:Ⅰ〈在日〉文学の七十年
(変容と継承/ 在日文学の女性作家・詩歌人/ 在日文学のゆくえ/ 文学に見る在日の変遷とこれから)
II 金時鐘・金達寿・鷺沢萌論
III 「韓国併合100年」から戦後の文学を読む
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# by shinkansha | 2015-02-23 16:24 | 出版物