カテゴリ:新幹社の徒然日記( 2 )

新幹社の建物が見える曲がり角を曲がった時に、
社長の自転車があるのか、確認する癖がついた。
その日も社長の自転車があるので、鍵を取り出す必要がなかった。

だいたい社長が先についていることが多い。
会社の始業は10時となっている。

さて、10時5分前に到着した私は
「おはようございます」と入り口の扉をあける。社長が私の席で
印刷屋と携帯で取り引きの話をしているので、しばらく中に入れないことを
確認し、入り口で待つ。(入り口の引き戸をあけると、大人一人が辛うじて通れる通路
以外は、本が積まれており、机があり、通れなくなっているのだ)
社長がキッチンコーナーに移動してくれ、そしてやっと私がいつもの定位置の机につくことができる。

パソコン、ポットの電源をいれ、昨日の反省、伝達事項を30分位かけて社長から聞く。
この時間は社長と私の情報交換である。
私はメール、HP、ツイッターなどを確認して報告する。
社長は11時半に、自転車に乗り、四ツ谷の韓国家庭料理「新古房」に移動。ランチタイムのお助けマンとして毎日の日課である。
私は、ネット作業を中心に仕事を始める。

昼食休憩時は、東五軒町をぐるりと探索する。これは別のところで紹介しよう。
14時ごろ、社長のお友達のヤンさん(済州島出身)が、古本屋で探した本をお土産に遊びにいらっしゃる。
私がコーヒーを一緒に飲みながら、社長がお店から出版社に戻るのを待つ。
14時半ごろ社長が帰宅。
ヤンさんは待ち構えていたように、社長と最近読んだ面白い本の話を始める。

15時すぎに編集プロダクションを経営している在日3世の社長の後輩が訪ねてきた。
社長に仕事を一緒にするスタッフを紹介してほしいという内容。
1時間くらい、後輩からの相談を聞く社長。

後輩を見送った後、本の注文を受けた品出しをして、急いで韓国家庭料理「新古房」に自転車で向かっていく。

・・・
社長の仕事を見ていると、たまに、万(よろづ)相談所所長になる。出版社の社長と言えども出版業にだけ集中できないものだ。
・・・・
直接、遊びにいらっしゃる方もいれば、定期的に電話をくださる方もいる。
時には、韓国での選挙について分からないという電話も受けていた。
社長は、世話好きで、誰かから頼まれたら、親身になって聞いてくれる。
そうやって生きてきた社長だから新幹社がつぶれないで来たのだろうと思う。
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小さな出版社は、一人で何でもやらなくてはならないし、
どんな電話が入り、どんなことが行われているか、
なかなか見ることも聞くこともないと思うので、日々をちょっと記してみようかと思う。

スタッフAが見た新幹社である。
ご期待くだされ。
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